淡路市の巨樹たち

01.伊弉諾神宮の夫婦大クス

クスノキ

Cinnamomum camphora

兵庫県指定天然記念物。元は二株のものが結合して一株に成長した。伊弉諾大神・伊弉冉大神の神霊の宿る御神木として信仰されている。江戸時代の地誌にも「連理の楠」として、その霊験が記され、今でも安産や夫婦円満の祈願成就の信仰が生きている。

 

幹周:8.6m(2012年)

樹高:30m

樹高:900以上

所在地:淡路市多賀740


02.妙勝寺の大クスノキ

クスノキ

Cinnamomum camphora

枯死した枝や葉量の低下が気になる。梢端に元気がなく、害虫の被害もある。西暦1336年、妙勝寺に参詣した足利尊氏の家来が巨樹の楠を楠木正成に見立て、樹幹に切りつけた伝説がある。寺は急坂の上にあり、すばらしい東浦の眺めが望める。

 

幹周:8.4m(2012年)

樹高:26m

樹高:600年以上

所在地:淡路市釜口1163


03.開鏡山観音寺のスダジイ

スダジイ

Castanopsis sieboldii

スダジイは崖の上に立ち、下から見ると、根っこがむき出しになっている。ここは毎年1月第3日曜の祭礼「湯立て神楽」が有名。鎮守の森に八十八カ所参り、弘法大使が祭祀祈祷した霊験あらたかな三宝荒神がある。いろんな樹種の薪が焚火で使われている。

 

幹周:7.35m(2012年)

樹高:15m

樹高:500年以上

所在地:淡路市岩屋2109


04.地勝寺のヤマモモ

ヤマモモ

Morella rubra

海風をまともに受ける高台で、住職の家を守っている。家側は強剪定されている。

ヤマモモは日陰や痩せ地でも育ち、潮風、強風、乾燥に強い。根上がりの状態、根の周りはコンクリートの道で固められている。根元全体が白い。

 

幹周:5.94m(2012年)

樹高:30m

樹高:500年以上

所在地:淡路市江井1000



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